出版情報
項目 | 詳細 |
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出版社 | あすなろ書房 |
発売日 | 2011年3月31日 |
ページ数 | 279ページ |
ISBN | 978-4751526309 |
本の概要
『ふしぎな話』は、「中学生までに読んでおきたい日本文学」シリーズの第10巻として、松田哲夫氏の監修・編集により編纂された短編集です。本書には、以下の16編の作品が収録されています。
- 萩原朔太郎「死なない蛸」
- 寺山修司「全骨類の少女たち」
- 川端康成「化粧」
- 梶井基次郎「愛撫」
- 夏目漱石「心」
- 内田百閒「尽頭子」
- 宮沢賢治「どんぐりと山猫」
- 夢野久作「怪夢 抄」
- 星新一「おーい でてこーい」
- 梅崎春生「侵入者」
- 三島由紀夫「美神」
- 芥川龍之介「魔術」
- 谷崎潤一郎「秘密」
- 豊島与志雄「立札」
- 中島敦「名人伝」
- 稲垣足穂「黄漠奇聞」
これらの作品は、日本文学の中でも特に「ふしぎ」なテーマや要素を持つものを厳選しており、中学生が日本文学の多様性や奥深さを感じ取るのに適した内容となっています。
編者について
松田哲夫氏は、編集者として多くの文学作品の編纂に携わっており、日本文学の普及と振興に貢献しています。本シリーズでは、中学生が日本文学に親しみやすくなるよう、テーマごとに作品を選定し、編集しています。
評価と感想
『ふしぎな話』は、多彩な作家による短編を通じて、日本文学の幅広い魅力を伝える一冊です。収録作品は、幻想的なものから心理的なものまで多岐にわたり、読者に新たな視点や感性を提供します。中学生のみならず、大人の読者にとっても再発見の喜びを与える内容となっています。
重要なポイント
本書の特徴は、難解な漢字にはルビが振られ、難しい言葉にはイラスト入りの注釈が付けられている点です。これにより、読者は作品の内容をより深く理解し、楽しむことができます。
まとめ
『ふしぎな話』は、日本文学の「ふしぎ」な側面を集めた短編集であり、中学生が読書の楽しさや文学の奥深さを感じるのに最適な一冊です。多彩な作家と作品を通じて、読者は日本文学の豊かな世界に触れることができるでしょう。